学長メッセージ

平成27年4月、学内の教職員に対して学院創立80周年に向けて本学における教育の質向上のために教職員が一丸となって力をあわせ取り組んでいきたい事項を記した「さらなる大学教育の質向上のために」を公表し、併せて教育の質向上に繋がる教育改善・改革プランの募集を行いました。その結果、多くの提案の中から採択された提案のひとつが「授業改善のための研究会制度の設立」であり、本研究会制度が実現されました。

 授業は、教員と学生との双方向の関わり合いにより成り立ちます。教員は、学生が授業内容を理解し、自分で考え、自発的に勉学に取り組んでいるか、積極的に質問し、意見を述べているかなどをとらえ、それをもとに授業を展開していかなければなりません。言うは易く行うに難しい課題ではありますが、わたくしたち教員は教えることのプロであることを自覚し、たとえ難しくても研鑽を重ねていかねばなりません。

 研究会活動で得られた成果は学内の報告会等を通じて還元していただくことになっています。個人または学科単位でのFD活動の枠に捉われず、各々が率先して横断的なFD活動を行うことで学内のFD活動が更に活発化し、本学の教育の質が一層向上することを期待しています。

学長 瀬口 和義

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